VDT症候群の主な3つの不調って?
なんだか毎日肩が凝って身体はだるいし、夜は眠れない…。
そんな体の不調、もしかしたらあなたのパソコンやスマホが原因かもしれません。
仕事で一日中パソコンを使い、家に帰ればインターネットやSNSに夢中…と片時もこれらの機器から手を離せずにいる人が多くなっているようです。
そこで増えているのが「VDT症候群」。
パソコンやスマホが起こす体の不調についてご紹介しましょう。
VDT症候群とはどんな症状?
VDTとはVisual Display Terminal(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を略したもので、テレビやパソコン、スマホ、タブレットなど画像を表示できる端末のことです。
いまや多くの人がこれらを使いこなし、便利すぎて楽しすぎて手放すことができず「ネット依存症」という言葉もあるくらいです。
しかし使用時間が増えると同時に、これらの機器が体に影響を与え、不調を訴える人が増えてきています。
パソコンやスマホ、タブレットなどが原因で起こる体の不調を総称してVDT症候群と呼びます。
VDT症候群が与える影響って?
VDT症候群の主な症状には次の3つがあります。
目の不調
目の使いすぎで目が疲労し、また画面を凝視すると瞬きの回数が減り、目の乾燥も起こります。
他にも目のかすみや痛み、充血、視力低下などが起こりやすくなります。
パソコンやスマホを使う時間が長くなるのに比例し、症状がひどくなるのが特徴です。
体の不調 長時間無理な姿勢でいると血流が悪くなり、肩や背中、腰、腕などに痛みがでたり、体のだるさを感じることがあります。
精神的不調
パソコンやスマホの使いすぎは、目や体だけでなく、精神まで疲労させてしまう恐れがあります。
イライラしやすくなったり、抑うつ状態になったり、また不眠の原因になることもあります。
VDT症候群を予防する二つのポイント
VDT症候群にならないためのポイントは二つあります。
一つ目は使用する環境を整えることです。
目の疲労を避けるためにパソコンやスマホの画面は明るくしすぎないように、また部屋の明るさと差がありすぎないようにします。
それから太陽や電球の光が直接画面に当たって反射しないような場所を選びましょう。
目の乾燥を避けるためには、部屋の空調の風が直接目に当たらないようにすることも大切です。
体への負担を少なくするためには、特にパソコン使用時は椅子に深く腰掛けて、背中を背もたれにつけ安定した姿勢で作業をするようにします。
またパソコン画面は目の視線が上から見下ろせるように、椅子の高さを調節します。
ポイント二つ目は使用時間を調節することです。
夢中になるとつい時間が経つのを忘れてしまいがちです。
できれば1時間使用するたびに、パソコンやスマホから離れて休憩を取るようにしましょう。
立って伸びをしたり、軽いストレッチをすると血流がよくなり体がほぐれますよ。
仕事でどうしても長時間パソコン作業をしなくてはならない方もいらしゃるでしょう。
デスクワークが多いと運動不足になりがちで、健康面・美容面のどちらにもマイナスとなっていまいます。
休みの日にはパソコンやスマホを遮断して、外に出てみるのもいいかもしれませんね。
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