腰痛持ち、3人に1人が「仕事を辞めたい」-つらい慢性、仕事に支障、周囲に迷惑かける
腰痛持ち、3人に1人が「仕事を辞めたい」-つらい慢性、仕事に支障、周囲に迷惑かける…患者アンケート 塩野義製薬など実施
慢性腰痛に悩む患者のうち3人に1人が仕事を辞めたいと思ったことがある-。
塩野義製薬と日本イーライリリーが18日発表した慢性腰痛症患者の意識・実態調査の結果で明らかになった。
調査はインターネットを通じ、痛みが3カ月以上続く「慢性腰痛症」と医療機関で診断された全国の20歳以上の男女2350人を対象に実施した。
35・2%が慢性的な痛みによって「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答。
また、16・4%の人が「実際に辞めたことがある」と答えた。
さらに日常生活への影響について、94・4%が「何らかの支障がある」とし、60・1%の人が「家庭や職場など周囲へ迷惑をかけることがつらい」と心を痛めていることも分かった。
慢性腰痛症の治療経験がある整形外科医111人への調査も同時に実施。
73・9%が「原因が分からない、特定できない」としていることもあり、治療目標を「痛みを完全に取り除くこと」とした医師はいなかった。
これに対し、患者側は25・8%が完全に取り除くことを目標にしていた。
調査を監修した浜松医科大の松山幸弘教授(整形外科)は「治療目標について医師と患者の間のギャップが浮き彫りになった。
目標の設定時には、両者のコミュニケーションが重要になる」としている。
一般的に目標は「痛みを完全に取り除くこと」ではなく
「日常生活に支障がない程度」であることが多いと思います。
施術者にとっては当たり前のことでも
皆さんにとっては当たり前ではないようです。
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