平均余命が短くなる?
平均余命が短くなる? 長時間の座りっぱなしが体に与えるリスク
●腰痛だけではない、座りっぱなしのリスク
近年、長時間座りっぱなしの健康リスクが問題視され、さまざまな研究がすすめられています。
・1日あたりの座位時間と全ての原因による死亡リスクの研究で、座位時間が長くなるほど死亡率が上昇 (シドニー大学公衆衛生学のHidde P. van der Ploeg氏らの、成人22万人を対象とした研究より)
・テレビ視聴で1時間座位姿勢を続けると平均余命が推定で22分短くなる (オーストラリアのVeerman氏らの研究より)
・座位仕事従事の女性に比べて、立位・歩行が多い仕事に従事する女性の方が総死亡リスクが32%、がん死亡リスクが40%低くなる (イギリスのStamatakis氏らの研究より)
●座位姿勢を長時間続けることは代謝や血流に影響する 座位行動の研究で有名なネヴィル・オーウェン博士が科学的に検証した結果、長時間の座位が与える影響として、以下のことが明らかになりました。
・代謝や血液の流れに悪影響をおよぼす
・全身の代謝をささえる脚の筋肉が活動しないため、糖や中性脂肪が筋肉に取り込まれづらくなり血液中で増えてしまう
・血流が悪化し、心疾患や糖尿病のリスクが高まる
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