加齢による筋肉量の減少
月に300km、400kmのジョギングをしても、加齢による筋肉量の減少は食い止められないことがわかっています。
それは加齢とともに減少していく筋肉が主に“速筋”であり、ジョギングなどの有酸素運動で使われる筋肉が“遅筋”のため。
遅筋については、ジョギング習慣のある70代の人と、運動習慣のない70代の人を比べても、その大きさがほとんど変わらないことがわかっています。
人の筋肉量は、40代から年1%の割合で減っていきます。
平均寿命が60年の時代では、それは大きな問題ではありませんでしたが、80~90代まで生きる人も増えた現代では、筋肉量の減少で寝たきりになるリスクも高まっているんです。
加齢による筋肉量の減少は、正確に言うと『加齢による減少=老化』『不使用による減少=劣化』の2種類がある。前者の老化は致し方ないですが、劣化についてはトレーニングで食い止められます。
我々の行った研究では、80代、90代の人でも筋力トレーニングによる筋肉量の増加が認められました。
始めるのは何歳からでも遅くないですが、若い頃のほうがトレーニングの効果が出やすいことも確かです。
将来のことを考え、できるだけ早めにトレーニングは始めたほうがいいでしょう。
この記事では断言しちゃってますけど、必ずしも「ジョギングでは「加齢による筋肉量の減少」は食い止められない」わけではないという専門家もいます。
いくらかは意味があると。
ワタシはそちらの意見に賛成です。
筋肉の量も大切ですけど質も大事です。
運動習慣のある人とない人とでは量より質の違いの方が目立つように思います。
説明は難しいけど実際に見てみりゃわかることです。
それはそれとして筋トレはできるならやった方がいいとは思います。
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