腰痛と首こりの原因は?


腰痛と首こりの原因は猫背にあった | あきらめない!膝痛・肩痛・腰痛 


なぜ腰と首が痛くなるのか。

それを理解するために、基礎知識として背骨の構造を知っておきましょう。

人間の背骨は、「椎骨(ついこつ)」という切り株のような形の骨が縦に積み重なってできており、椎骨と椎骨の間には「椎間板(ついかんばん)」というクッションの役割をする軟骨があります。

椎間板の中には、「髄核」というゼラチン状の物質があり、その周囲は「線維輪」という線維組織で囲まれています。

背骨を前や後ろに曲げるとき、髄核はその動きに応じて線維輪の中で移動し、椎間板を変形させます。

例えば、前屈すれば髄核のおなか側は押しつぶされて薄くなり、背中側が厚いくさび形になります。後屈だとその逆です(図1参照)。  

椎骨は全部で24個あります。

首の部分は「頸椎(けいつい)」と呼ばれ、7個の骨で構成されています。

その下に肋骨(ろっこつ)のついた「胸椎(きょうつい)」が12個、さらに下は5個の「腰椎(ようつい)」があります。

一番下の腰椎(第5腰椎)は、骨盤の一部である仙骨につながっています。

立った姿勢で背骨を横から見ると、背中の部分は後方に膨らむように湾曲し、首と腰は前方に湾曲する、というS字カーブを描いています。


猫背は腰椎が前屈した姿勢なので、髄核は背中側に移動します。

この状態を長時間続けると、線維輪にストレスがかかり、亀裂が生じます。

亀裂が線維輪の外側に達すると、痛みを感じます。

椎間板は軟骨なので血液が流れておらず、亀裂ができるとなかなか修復されません。

亀裂が残っていると、ちょっとした動きでも髄核がずれて、亀裂が椎間板の外側にまで広がって痛みを感じます。

これが「腰痛持ち」と言われる人の状態です。  

線維輪が破れて髄核が背中側にはみ出し、その後ろを走っている神経を圧迫している状態は「腰椎椎間板ヘルニア」と呼ばれ、腰痛と座骨神経痛を引き起こします。

髄核がはみ出していなくても、線維輪が傷んでいる状態は「腰椎椎間板症」といい、腰痛の原因になります。


猫背でパソコン作業をしていると、モニターを見るのに顔を起こして正面に向けなければいけないため、あごを突き出すような姿勢になります。

このとき7個ある頸椎は、上のほうの上部頸椎は後ろに曲がり、下のほうの下部頸椎は前に曲がります。

下部頸椎は前屈していますから、猫背になったときの腰椎と同じ状態です。  

ここから先は、腰痛の説明と同じになります。

下部頸椎の間にある椎間板の中の髄核は、背中側に移動しています。

その状態を長く続けると線維輪に亀裂ができ、椎間板を守ろうとして周囲の筋肉が緊張します。

その結果、首がこるというわけです。

自覚症状としては筋肉のこりですが、その大もとは背骨にあるのです。


これが古いタイプの腰痛の理論です。

現在では否定されつつあります。

椎間板に損傷がなくても痛みを発したり、損傷があっても痛みを感じなかったりすることがとても多いので実は関係ないのでは?と言われ始めていますので。

じゃあ何なのか?というと脳の機能障害という説もありますがまだはっきりしていません。

わたしは脳の問題プラス筋肉のコリが原因だと思っています。


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