なにもかもストレスが悪い!?
不安やストレスを感じると、交感神経が亢進し、血管が収縮したり、血圧が上がったりします。
これは、走っている状態がずっと続いていることと同じなんです。
よって、長時間続くストレスは心臓や血管に負担をかけ、高血圧や、心筋梗塞などの心臓病を引き起こすことがあります。
心筋梗塞などによる突然死は午前10時までが起きやすいといわれています。
特に、月曜日の午前中は週末のリラックス状態から急激に緊張状態に切り替わるので、最もバランスを崩しやすく、月曜の午前中は突然死が多いといわれています。
交感神経が活発に働くと胃酸の分泌が過剰になって、胃炎や腹痛、胸やけ、吐き気といった症状のほか、ひどくなると胃潰瘍、十二指腸潰瘍になります。
胃がんもストレスが背景にあることが多いです。
ストレスが溜まると、ステロイドといわれる副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されます。
このホルモンは、免疫力を低下させる働きがあります。
これによって、風邪やインフルエンザといった感染症にかかりやすくなります。
また、がんにもかかりやすくなります。
人それぞれ、体質的や遺伝的に発症しやすい症状があって、そこにストレスが加わると、より強く出てきます。
例えば、頭痛持ちの人は頭痛になりやすいし、お腹をすぐに壊す人はストレスで壊したりする。
ストレスは万病のもとです。
ストレスによる心の症状として、不安やイライラ、怒り、緊張、焦燥感、悲しみ、落ち込みや、気力や集中力の低下がみられ、仕事や家事の能率も落ちてきます。
ひどい場合は神経症やうつ病になることもあります。
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