ロキソニン、イミグランなど
ロキソニンは、効き目が強い半面、副作用が報告されることが多い薬です。
のみ続けると、副作用によって、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になる人もいます。
潰瘍が小腸や大腸にもでき、それによって腸が狭くなり、内容物が詰まってしまう可能性もあるのです。
以前、別の医院で解熱鎮痛剤を処方してもらって余ったものを、熱が出たからといって、1日3回1週間のみ続け、熱は下がったものの、だるさがとれないという患者さんが来院したことがあります。
診察したところ、ただの発熱ではなく、重症肺炎でした。熱だけ下げても根本的な病気は治療できません。
自己判断で解熱鎮痛剤をのみ続けると、重大な病気の発見が遅れてしまうこともあるのです。
こういった薬は、一時しのぎにはいい薬です。
どうしても休めない仕事や子供の学校行事があるときに、一時的に熱を下げたり痛みを和らげたりするなどの使い方には適しています。
どんなに多くとも1日1回程度を2~3日続ける限度にしてほしいですね。
イミグランは、長期間使うことで、かえって頭痛を引き起こすという指摘がある。
薬物乱用頭痛といって症状を悪化させることがあります。
イミグランはロキソニンとは別の系統の薬で、片頭痛に極めて有効なため、頼ってしまう人が多いのも事実です。
多くても1か月に10錠以内にしてください。
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