首の骨をポキポキ

首の骨をポキポキ鳴らすのは肩こりに有効なのか?


毎日のデスクワークで肩こりが悪化している…。

そんな時に首を振って骨を鳴らして肩こりを解消しようとしていませんか? 

この行為、肩こりを解消するのにどれくらい有効なのでしょうか? 

専門家に聞きました。 


 30代男性からの相談

:「首の骨を鳴らすのが快感なのですが、肩こりがひどいです」 

 『 毎日肩こりがひどく、隙があれば首を左右に振ってしまいます。 仕事はデスクワークをしています。首を振ったときに鳴るポキポキという音がたまらなく好きで鳴ったときに爽快な気分になります。ですが、それは一瞬で再度肩こりに悩まされます。また首を左右に…。という動作が止まりません。 お湯を肩に当てて血流をよくしたり、セルフマッサージをしていますが、なかなか改善されません。ここでお伺いしたいのは、ポキポキと鳴らすのは肩こりを除去しているのか、肩こりを改善する方法について教えていただきたいです。 』 

 

専門家に首の骨を鳴らすことがどれくらい肩こりに有効なのかをお聞きしました。 

 『 まず、首の骨を鳴らしても肩こりが解消されることはないので、一瞬の改善は気分的なものでしょう。ただし、首を動かすことで多少は肩の筋肉への血流も影響を受けます。そのため首を動かし続けていれば肩こりも少しは一時的に改善はするかもしれません。(看護師) 』 

 『 肩がこっていると、首を鳴らすことがあります。確かに首の音が鳴ると、相談者さんが体験しているように何となくスッキリしたなと感じる感覚になります。(看護師) 』 

 『 この音は、骨と骨の間の関節の部分にある液体の中の空気が出ている音です。これと同時に、液体の量も減っています。すると、関節を痛めやすかったり首を鳴らすことで、血管や神経など大切な場所を傷つけてしまうこともあるのでできるだけ鳴らさないようにした方がいいです。(看護師) 』

 『 首を鳴らすのが癖だと、なかなかやめられないと思いますが、少しずつ回数を減らしていくことでやめた方がいいです。(看護師) 』

 『 首を鳴らすことで血管を痛めてしまうと、脳疾患になってしまったり神経を痛めると麻痺を起こしたりしてしまいます。肩こりの改善法としては、ストレッチや肩の上げ下げをして血行をよくしたりするといいです。(看護師) 』


 肩こりを解消するための方法は? 

 首の骨を鳴らすことで一時的に肩こりを解消することはできるものの、リスクの方が大きいことが分かりました。

では、肩こりを解消するためにはどのようなことが有効なのでしょうか。 

 『 肩こりの改善はまず肩の疲労をとるためにマッサージやしっかり睡眠をとることが大切です。しかし仕事などで肩に負担がかかるようであれば結局は肩へのストレスでこりが生じます。(看護師) 』

 『 デスクワークの内容は分かりませんが、力が入りすぎていないか・同一姿勢をとり続けていないかなど振り返ってみてください。それらは肩の筋肉の血流を妨げて肩こりの原因となります。(看護師) 』

 『 眼精疲労からも肩こりになることもあります。しっかりと肩の疲労をとったら、あとは肩がこる前に肩や首・腕を動かして肩の筋肉がこわばるのを予防してみましょう。(看護師) 』  

長時間同じ姿勢だとつい身体を動かしてあちこちの関節を鳴らしてしまう癖を持っている人もいるかもしれません。

基本的には積極的に音を鳴らすのは身体にはよくない影響をもたらすことが多いようです。

気分的なすっきり感ではなく、根本的に症状を改善していけるように正しい対処をしていきましょう。 

ポキポキはやんない方がいいでしょうね。



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