糖質制限ダイエット、実は危険かも?!
ちょっと待って!むやみやたらな糖質制限ダイエット、実は危険かも?!
糖質制限ダイエットは〇〇の不足が心配
低糖質ダイエットや糖質制限、ローカーボダイエット…。
最近話題のこれらのダイエット法は、すべて「三大要素(炭水化物、タンパク質、脂質)の炭水化物に含まれる糖質の摂取を控える」という食事法を使ったダイエットです。
食後の血糖値を上昇させる糖質を摂取しないことで、余った糖を脂肪に変えて蓄える働きがある「インスリン」というホルモンを分泌させないという理論のため、体重を減らすという意味では確かに効果は出ると思います。
しかし、むやみやたらに糖質をすべてカットするのは、「食物繊維」の不足から便秘が心配です。
その理由は、炭水化物には食物繊維を含んでいるものが多いからです。
野菜や海藻で食物繊維がたっぷり摂れていれば理想的ですが、それもなかなか難しいところです。
それに、炭水化物を減らす分、タンパク質を摂取することに頭がいっぱいになってしまう人も多いようです。
食物繊維が不足して便秘になってしまうと、腸内で悪玉菌が増えてしまうため、腸内フローラのバランスも悪くなってしまいます。
炭水化物を極端に減らしたり抜いたりするダイエット法は、急激に体重が減ることもあるため、脂肪だけでなく筋肉まで痩せて基礎代謝が下がってしまいます。
これは、脳が命の危険を感じ、消費エネルギーを抑えて体重を維持しようとするために起きてしまう現象です。
その結果、痩せにくく太りやすい体質になってしまうことも。
食事制限がハードで長続きさせられない人も多く、減量とリバウンドを繰り返す人も多いようです。
また、糖質制限ダイエットは、肝臓に貯蔵されるはずの中性脂肪が不足するため、体内から中性脂肪が肝臓に集められ、蓄えられてしまうので、低栄養性脂肪肝を引き起こす可能性も否めません。
確かに、炭水化物の食べ過ぎは糖質過多になりますし、糖尿病の予防のためにも気をつけた方がいいですが、極端に抜く、減らすではなく、摂りすぎに気をつけるくらいがベストでしょう。
糖質制限ダイエットの代わりに、腸内環境を毎日チェックする
腸内環境の良し悪しや健康状態が、便の色やにおい、固さ、形などによってわかることがあります。
理想的な便の特徴は、次の4つです。
1 色は黄色から茶褐色。
2 においはあまりなく、やや酸っぱいにおいがする。
3 固さは柔らかすぎず、固すぎずもっちり。
4 お尻を拭いたあとに、トイレットペーパーに便がつかない。
さらに、便の状態を分類する世界的な指標「プリストルスケール」も、参考にしてみましょう。
「プリストルスケール」は、イギリスのブリストル大学で1997年に開発された世界的な便の基準です。
日本の医療現場でも活用されており、自分自身で腸内環境や健康状態を把握するのにも役立ちます。
1 コロコロ便…ウサギの糞のように、固くコロコロしている便。
2 固い便…短く固まった固い便。
3 やや固い便…水分量が少なく、表面が日々割れている便。
4 普通の便…適度な柔らかさの便、ヘビのようなとぐろを巻く便。
5 やや柔らかい便…水分が多く、はっきりとしたシワがあるやや固形の便。
6 泥状の便…形のない泥のような便。
7 水っぽい便…水のような便、固形物を含まない液体状の便。
便秘は1と2 正常な便は3~5 下痢は6と7 になります。
このような便の状態を毎日記録することは、実は便秘改善の近道になります。
きっと便秘改善の糸口が見つかるはずなので、ぜひご自身の便をチェックしてみてください。
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