なぜストレスがたまるとお腹を壊すのか?
ストレスでお腹を壊した経験はあるだろうか?
ある調査によれば、ストレスをためている人の中には、お腹の調子も悪いと悩む人が4割もいることがわかっている。
ストレスとお腹の調子は密接にかかわっているようだ。
そこで、ストレスでお腹を壊す理由と対処法と予防法を見ていこう。
■ストレスを感じている女性はどれくらい?
グリコが行った、働く女性のストレス事情とお腹との関係についての調査によれば、調査対象となった女性社長とOLのうち、仕事でストレスを感じている割合は、70%にも及んだ。
女性社長のほうがややストレスが弱かったものの、OLは「給料が安い」ことや、「上司との人間関係」、「今後の成長性」、「同僚との人間関係」、「長時間労働」などが悩みとして挙がっていた。
一方、女性社長は「売り上げや収益性」、「今後の成長性」、「給料が安い」などが悩みとして挙がっていた。
いずれも、それぞれに悩みを抱え、ストレスをある程度感じているようだ。
また、仕事でストレスを感じている人で、同時にお腹の調子で悩んでいる人は、39.1%と思いのほか多い結果に。
一方、ストレスをまったく感じていないが、お腹の調子で悩んでいる人の割合は2.9%だった。
このことから、ストレスがお腹の調子にある程度かかわっていることが分かる。
■ストレスでなぜお腹を壊す?
ストレスは、お腹の調子を悪くするだけでなく、お腹を壊す程度にまで発展させることがある。
「機能性便通異常」と呼ばれるものだ。
ストレスは腸の運動を乱れさせる。
そして大腸のぜん動運動が活発になると、消化が早まってしまう。
すると、水分が十分吸収されないまま、排泄されてしまうのだ。
なぜストレスがそこまでお腹に影響を及ぼすのか。
それは、脳と腸が密接につながっているからだといわれている。
■ストレスでお腹を壊した! どうする?
では、実際、ストレスでお腹を壊してしまった場合、どうすればいいのだろうか?
ストレスが原因と分かったら、やはり根本原因となるストレスや悩み、心配事を解消解決することが先決だ。
その上で、食事や生活習慣を見直す必要がある。
食事はできるだけ胃腸に負担をかけないように、食べ過ぎるようなことは避けたい。
お腹を壊した場合は、冷たい飲み物は控えよう。
また、その他、食物繊維を一日25g以上は食べておく必要があるといわれている。
また、乳酸菌やビフィズス菌の多い食品も必要。
もちろん、ぐっすり寝ることも大切だ。(参照:1・2)
普段から、ストレスによってお腹を壊さないようにするには、まず過度のストレスを対処しよう。
適度な運動も必要不可欠。ぜひ日頃から意識してみよう。
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