アソコを鍛えるべし!
「疲れやすいのは年齢のせい」と言い訳する前にアソコを鍛えるべし!
20代の頃と比べて、どうも体が疲れやすくなった、痩せにくくなったという声は、30~40代の男女から頻繁に耳にするものだ。
しかし、同時に「年をとれば。誰もが避けられないことだよ」など諦めやなぐさめの声も聞く。
しかし、30~40代のうちにあることを集中的にやっておくと、これらの悩みが解消されることがあるという。
多くのスポーツトレーナーたちが、その効果を口々に語る、そのとっておきの方法を紹介しよう。
■疲れやすい・痩せにくい…その原因は?
最近疲れやすくなったという人は、まず運動不足を疑ってみて欲しい。
というのも、疲れやすい体というのは、「筋力の低下」から生じるものだからだ。
この筋力の低下は、筋肉を日頃から動かさなくなることと、加齢から起きてくる。
しかし加齢といっても、25~30歳くらいですでに筋力の低下は始まる。
この年齢層でも、若々しく決して筋肉が衰えているようには見えない人はたくさんいるが、そういう人たちは、筋肉の量が多いと考えられる。
疲れやすさは、すなわち、筋力が落ちているサインと捉えよう。
また、年をとると、ダイエットをしても痩せにくくなるという声をよく聞くが、その原因も、筋力の低下にあるといわれている。
筋力が低下すると、基礎代謝量が落ちる。
よって、脂肪が燃焼しにくい体になるのだ。
年齢のせいにしている疲れや太りやすさは、実は筋肉を動かしていないことが一番の原因。
つまり、裏を返せば、筋力をつければ疲れにくく痩せやすい身体が手に入るということになる。
しかし、筋力をつけるといっても、やみくもに行うのは効率が悪い。
特に痩せやすい体づくりを目指す人は、大きな筋肉から鍛えるのが良い。
全身のうち、大きな筋肉といえば、太もも、ふくらはぎ、お尻などの下半身が挙げられる。
医学博士である宮崎義憲氏の著書『太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる: ウォーキングの第一人者が教える健康の秘密』によれば、下半身の筋肉量は全身の筋肉の60%を占めており、中でも太ももは最大の筋肉があるという。
よって、お腹ぽっこりを解消するために腹筋を鍛えようと思っても、効率良く脂肪燃焼するには、まず下半身を鍛え、代謝を良くしておくことが重要といえそうだ。
そうすれば、どんな運動をしても、脂肪燃焼効果が得られやすくなるだろう。
では、下半身の筋肉を効果的に鍛えるにはどうすればいいのだろうか?
特に重要になるのが太ももの筋肉だ。
鍛えるには、歩くことが基本だといわれている。
通勤中にぜひ素早く歩くようにしてみよう。
ウォーキングでは太ももの前側の筋肉とふくらはぎが鍛えられる。
そしてハムストリングスと呼ばれる、太ももの裏側の筋肉を鍛えるには、階段の上り下りが効果的。駅やオフィスのエレベーターやエスカレーターを避け、階段を使うようにするだけでも鍛えられる。
太ももの筋トレは、日常的な動作で簡単にアプローチできる。
ぜひ実践してみよう。
■女性の「年だから」「足が太くなるから」は言い訳だった?!
多くの女性たちは、筋トレと聞くと「年だからそこまで激しい運動はできない」「足が太くなるからやりたくない」と思ってしまいがち。
けれど、それは言い訳に過ぎないという。
トレーナーである中野ジェームズ修一氏の『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』には、トレーナーとしての経験上、「筋肉の衰えと年齢は関係ない」ことを痛感しているという記述がある。
そして、特に女性にこの傾向が顕著に現れるというのだ。
また、筋肉をつけると足が太くなるというのも大きな誤解だといわれている。
むしろ、下半身の筋肉が落ちることで、ふくらはぎのポンプが血液や体液を押し上げることができなくなり、むくみが生じる。
一般的に、これが足が太くなる大きな原因だといわれているのだ。
ちなみにこのむくみを回避するために必要なのが、「ミルキング・アクション」と呼ばれる、ジョギングやウォーキングなどの足の運動だ。
搾乳運動とも呼ばれ、ふくらはぎの血液を筋肉により心臓に戻す運動をいう。
つまりウォーキングで太ももを鍛えることは、同時にむくみを予防・解消し、足を細くさせやすい動きであるといえる。
大げさな運動は必要ない。
日頃の行動において、ぜひ歩く、階段を上ることからはじめ、下半身の筋肉アップを目指してみよう。
続ければ、きっと疲れやすさや痩せにくさが解消へと向かっていくだろう。
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