うつぶせユラユラ
(1)枕を抱えてふとんや床の上にうつぶせになる。
(2)顔は左に向け、足を開き、手は楽な位置に置いて上半身の力を抜く。
(3)骨盤を中心に、金魚になったイメージでお尻を左右にユラユラ動かす。
(4)目安は1秒間に1~2回、リズミカルなテンポで2分間。慣れてきたら3分続ける。
以上を、朝晩の2回。1回2分行うだけ。
ちょっと待って、簡単過ぎないか? と思ったのが率直な感想。
こんなんで改善できるなら、肩こりで苦しむ人はこの世にいないよ……と、やや不信感を持ちつつ、とりあえず1週間続けてみた。
すると、どうだろう。 肩が軽くなっている。
そう言えば手足の冷えも以前より感じなくなった。
もちろん、劇的にスッキリ身体が軽くなるわけではない。
だが、明らかに肩の重みは軽減されたのだ!
なにより嬉しいのは、「うつぶせユラユラ」を行っている時間が「気持ちいい」こと。
身体の力を抜いて(慣れるまでは、この脱力がちょっと難しいかも)、息を深く吐きながら、何も考えず(数をカウントしたり、細かいことは考えない方がいいそうだ)、テンポよくお尻を動かす……
この動作が想像以上に心地よく、肩こりを改善する以前に、「治すための行動」にハマってしまった。
その上、身体に快調の兆しまで現れて、なんだか得した気分になる。
なぜ「うつぶせユラユラ」に効果があるのか。
簡単に説明すると「うつぶせになることで、脳幹によい刺激が送られる」と「そのことで、膜組織のこわばりが解きほぐされて痛みが治る」というのがメカニズムだそうだ。
通常、肩や腰が凝っている時は、その部分を叩いたり、揉んだりするものだが、実は「痛みは肩や腰など、痛みを感じている部分の筋肉で起こっている」わけではないらしく、「膜組織」という場所で受け取った刺激を脳で感じ取っているという。 なので「痛みを感じる箇所」ではなく、膜組織を介することで不調が改善される……という仕組みらしい。
(詳しくは本書で! メカニズムをしっかり理解して、「うつぶせユラユラ」をした方が効果は格段にアップするはず!!)
とにかくお手軽で、効果的な「うつぶせユラユラ」。長年の痛みに苦しんでいる方は、試してみてはいかがだろうか?
「体を動かす」というところがミソですので気に入ったら続けてみたらいいと思います。
いつものように劇的な効果はありませんので期待しすぎないようにお願いします。
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