緊張型頭痛の3つの分類を解説!

緊張型頭痛の3つの分類を解説!原因と改善法を知り痛みとお別れしよう


緊張型頭痛って聞いたことがあるでしょうか。

片頭痛はよく聞くけど緊張型頭痛はあまり知らない、という人が多いかもしれません。 

でも、実は頭痛で病院を受診する人の大半が緊張型頭痛だそうです。

では、緊張型頭痛について詳しく見ていきましょう。 

 要チェック項目 

 □緊張型頭痛は最もポピュラーな頭痛である 

 □緊張型頭痛は肩や首の筋肉の緊張によって起こる 

□緊張型頭痛を改善するには血行を改善することが重要である 

緊張型頭痛とはどんな疾患のことをいうのですか?  

頭痛を訴えて病院を受診する人はたくさんいますが、その中で最も多いのが緊張型頭痛だと言われています。

首や肩の筋肉が緊張して血行が悪くなることによって、結果的に頭痛が起こると言われています。 

よく似た疾患に偏頭痛がありますが、偏頭痛が頭の片側にのみ痛みが現れるのに対して、緊張型頭痛は頭の両側に痛みが現れるという特徴があります。

また、身体的なストレスや精神的ストレスとの関与も指摘されています。 

 症状 

 緊張型頭痛の特徴は、後頭部を中心にベルトで締め付けられるような痛みが出ることです。

通常、吐き気はあっても嘔吐にまで至ることはなく、また、激しい痛みによって日常生活に支障が現れるようなこともありません。 

 偏頭痛との違い  

緊張型頭痛と片頭痛の違いは、先述した現れる頭痛が同側性であるのか、また両側性であるのかといった違いがありますが、頭痛の程度にも違いがあります。 

一般的に緊張型頭痛の方が痛みが軽く、片頭痛の方が痛みが重いとされています。 

また、片頭痛の場合は嘔吐をともなったりして、日常生活に支障をきたすようなこともありますが、緊張型頭痛の場合にはそのようなことはあまりないということです。  

さらに、片頭痛の特徴として拍動をともなうような、ズキンズキンとした痛みが現れるのが特徴ですが、緊張型頭痛の場合には通常、拍動をともなうようなことはないそうです。  

また、片頭痛の場合、前駆症状として目の前がチラチラと光るように見えることがありますが、緊張型頭痛の場合にはそのようなことはありません。 

緊張型頭痛の分類について教えてください!  

緊張型頭痛は大きく分けて、時々起こる反復性緊張型頭痛と、ほぼ毎日痛みがある慢性緊張型頭痛の2つに分類されます。

もっと細かく分類すると以下のようになります。 

 慢性緊張型頭痛  

慢性緊張型頭痛は、1ヶ月に15日以上、1年間で180日以上の頻度で頭痛が見られるタイプの緊張型頭痛のことを言います。 

 稀発性反復性緊張型頭痛 

稀発性反復性緊張型頭痛は、1ヶ月に1日未満、年間で12日未満の頻度で起こるタイプの緊張型頭痛のことを言います。 

 頻発性反復性緊張型頭痛 

頻発性反復性緊張型頭痛は、1ヶ月に1日以上15日未満、年間で12日以上10日未満の頻度で起こるタイプの緊張型頭痛のことを言います。 

緊張型頭痛の診断条件はどのようになっていますか? 

 診断基準 

緊張型頭痛の診断基準としては、「頭痛が30分から1週間は継続する」「頭痛は両側に現れる」「ズキズキ感をともなわない、ギュッと締め付けられるような痛みがある」 「軽度から中等度の痛みがある」「階段の上り下りや立ちあがった時に痛みが増すといったことがない」という要件の2つ以上を満たす必要があります。 

更に、食欲不振があったとしても、気持ち悪くなったり嘔吐をともなうことはなく、光や音に対する過敏がない(あったとしてもどちらか一方である)ことも、緊張型頭痛の診断基準となります。 

診断の実際 

光による刺激や音に対する刺激に過敏だったり、嘔吐をともなったりするのは緊張型頭痛ではなく、片頭痛の特徴であると言われています。

ただ、臨床的にどちらかに峻別することは困難なケースが多いようです。 

緊張型頭痛の原因にはどのようなものがありますか? 

 デスクワーク 

長時間、同じ姿勢でパソコンを見続けるなどの仕事をしていると、首や肩の筋肉が緊張することで、頭への血行が悪くなって、結果として緊張型頭痛が現れることとなります。 

 不良姿勢 

いわゆる「猫背」の姿勢になると、顔が前に出てしまいます。

頭は体重の10%程度の重量があるため、数cm前に移動するだけでも首や肩の負担が飛躍的に増大してしまいます。 

 冷え  

冷え性の人は全身の血行が悪い傾向があるため、筋肉の緊張が出やすく、また回復にも時間がかかります。 

 運動不足 

足は第二の心臓などと言われますが、普段あまり運動をしないと全身の血流が滞りがちになるため、緊張型頭痛のリスクも高まることとなります。 

 ストレス 

ストレスは万病のもとなどと言われることがありますが、特に慢性緊張型頭痛の場合、心配なことがあったり不安を抱えていたりすると、頭痛が出やすくなるのではないかと指摘されています。  

なぜなら、ストレスによって脳そのものが痛みを感じやすくなっているのではないかと考えられているからです。 

緊張型頭痛の改善法について教えてください! 

 保温  

緊張型頭痛は基本的に血行不良によって起こるので、お風呂にゆっくり浸かって温めるなどするのが効果的です。

片頭痛の場合には逆効果になるので温めるのは厳禁です。 

 適度な運動 軽くジョギングをしたりウォーキングをしたり、またストレッチなどを行うことで血行を改善し、緊張型頭痛を予防することが大事です。 

 ストレス発散 

緊張型頭痛に限らず、過度のストレスが体の不調を招くことは間違いないので、趣味ややりたいことに時間を割くなどして、適度にストレスを発散するようにしましょう。 

マッサージや整体を利用するのも一つの手です 緊張型頭痛はもっともありふれた頭痛と言われていますが、その原因についてはいまだによく分かっていない部分もあるそうです。  

ただ、首や肩のコリを解消してあげるとスッキリすることは間違いないので、腕のいい整体師さんやマッサージ師さんに筋肉をほぐしてもらうのもいいと思いますよ。


あんまり細かい分類を知っていても意味があるとは思えませんが…


多摩市・多摩センターの整体マッサージならボディケア前田



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